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PC画面フリーズが頻発するなら、GPUの電源管理モードを「パフォーマンス最大」にしてみよう

パソコンのGPUを取り替えてみたり、外付けGPUを接続してみたら、以下のようなトラブルが発生することがあります。

  • ディスプレイがフリーズ、または真っ黒になり、操作を受け付けなくなる
    • 電源ボタンを長押しして、強制的にPCを落とさなくてはいけない
    • トラブルを引き起こす特別な操作やソフトウェアは特定できない
    • GPUのメモリ等を観察しても、トラブル発生前に以上な変動は発生しない
各種ドライブのアップデートや再インストール、PC内の掃除や接続の確認をしても治らない時があります。そんな時、試してもらいたい対策があります。

具体的には、GPUの電源管理モードを「パフォーマンス最大化を優先」にすれば、上記の症状が無事解消されました。具体的な操作方法を本記事で説明します。

この対策は、下記のURLでの記述内容を参考としました。

https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000056230/intel-nuc.html

ちなみに私のPC構成は以下の通りです。

  • PC本体: NUC10i5FNH
  • OS: Windows 10
  • 外付けGPUケース: AKiTiO NODE (500W) 2019
  • GPU: NVIDIA GeForce RTX 2060 SUPER
なお、この対策はOSがWindowsであり、NVIDIA製のGPUを用いている環境が対象となっています。他の環境は対象外となっていますので、ご了承ください。

NVIDIAコントロールパネルを開く

NVIDIA製のGPUがPCに接続されている場合、NVIDIAコントロールパネルがすでにインストールされているかと思います。下記の手段を用いて、NVIDIAコントロールパネルを起動してください。
  • 画面右下のタスクトレイ内にある「NVIDIA設定」をクリックする(下図赤枠参照)
  • 画面左下の検索領域に「NVIDIA」と入力して「NVIDIAコントロールパネル」を検索しクリックする(下図参照)


「3D設定の管理」画面を開く

NVIDIAコントロールパネルを開きましたら、左側に「タスクの選択」が表示されます。この「タスクの選択」から「3D設定」→「3D設定の管理」を選んでクリックしてください。

電源管理モードを「パフォーマンス最大化を優先」にする

こうして表示された設定一覧の上に表示されているタグから、「グローバル設定」タグを選択します。そして、一覧の一番下に表示されている「電源管理モード」を選択し、「パフォーマンス最大化を優先」に変更します(下図赤枠参照)。
その後、右下に表示される「適用」をクリックすることで、この変更が反映されます。「適用」を押すことを忘れないように気をつけてください(下図青枠参照)。






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