今や、プログラミング開発に欠かせない存在となったGit。上司や同僚から「修正版をブランチ"devlop"にプッシュしたから、それを反映させてね」「安定版はタグ”v1.2”だから、よろしくね」と言われることもあるでしょう。その時に「どうやってブランチやタグって変えたらいいかわからない」「そもそも言われたブランチやタグが見当たらないんだけど…」となったら、とても困ってしまいます。そんなときにどうしたらいいか、本記事では Sourcetree を使用している環境を想定して、おすすめの手順を紹介します。環境によって具体的な操作は異なるものの、手順自体は一緒です。基本的には、 フェッチ(fetch)をしてリモートリポジトリをちゃんと確認 すればよいのです。 1. コミットしていないファイルをなくそう まず、Sourcetreeのコミット一覧に「コミットされていない変更があります」とあるかどうか確認します(下記図赤下線参照)。「コミット」の箇所に青マークでコミットされてないファイル数も表示されます(下記図赤枠参照)。その変更をコミットするか、破棄するかを行い、コミットされていない変更がない、きれいな状態にしましょう。そうしないと、後の作業中にエラー等が発生して進まなくなってしまいます。 2. フェッチしよう フェッチとは、 リモートリポジトリの最新の履歴の取得だけを行う 操作です。これによって、自分から見えていなかったブランチ・タグが見えるようになります。ブランチへのマージが伴うプッシュやプルと異なり、単に履歴を取得するだけなので、意図しないコミットが発生しません。安心して実施しましょう。Sourcetreeでは下記図赤枠部分をクリックすれば、フェッチを行うことができます。 その際出てくるポップアップで「すべてのリモートからフェッチ」「全てのタグを取得」をチェックしてください(下図赤下線参照)。 3. 目的のブランチ・タグを見つけよう 目的のブランチ・タグを見つけるのに便利なのが、Sourcetreeの左側領域にある「ブランチ」「タグ」「リモート」「スタッシュ」です。目的のブランチを探したい場合は「リモート」をクリックして現れる「origin」をさらにクリックしましょう。これでリモート上にあるブランチの一覧を見ることができます。タグの場合は「タグ」をクリック