Sourcetree は、初心者でも操作しやすいgitのGUIツールです。基本無料のソフトなので、あらゆる人が導入・利用しやすいという利点を持ちます。ですが、GitHubで非公開、つまりプライベートのリポジトリを取り扱う場合には、初期設定に一工夫が必要です。 本記事で紹介する設定の流れは以下の通りです。前提として、1)GitHubのアカウントとプライベートリポジトリを既に所有しているが、2)Sourcetreeを自身のPCにまだインストールしていない状態を想定しています。 GitHubのPersonal access tokenを作成する Sourcetreeを自身のPCにインストールする SourcetreeにGitHubのアカウントを登録する プライベートリポジトリをクローンする 今回はPersonal access tokenという手法を用います。秘密鍵や公開鍵が必要なSSH接続とは異なり、アカウント名とパスワードのみで認証できます。そのため、アカウント管理がより重要となりますので、 2段階認証 でより強力なアカウント保護をおこなうことをお勧めします。また、本記事で紹介するのはWindowsでの利用です。Macでもほぼ同じ流れになるかと思いますが、試してはいませんのでご了承ください。 1. GitHubのPersonal access tokenを作成する GitHubのPersonal access tokenとは、GitHub API またはコマンドラインを使用するときに GitHub への認証でパスワードの代わりに使用できる機能です。このトークンを自身のGitHubアカウントで作成することで、Sourcetreeからプライベートリポジトリにアクセスすることができるようになります。具体的な作り方は下記のGitHub公式ページををご参考ください。 Personal access tokenの作成方法: https://docs.github.com/ja/github/authenticating-to-github/keeping-your-account-and-data-secure/creating-a-personal-access-token ポイントは手順8に書かれているS